お墓の質問でよく聞かれること 2023

時代が大きく変わって、お墓にまつわる質問も変わってきました。
最近よく聞く質問にQ&Aでお答えしてみたいと思います。
なお、内容は香川県中讃地区および竹田石産(有)に寄せられたものを基本としております。

Q.身内が亡くなったが、いつまでに戒名を彫ればいいですか?
A.基本的には納骨までに彫ります。

Q.では、納骨はいつまでに行えばよいですか?
A.かつては49日の法要(満中陰)に納骨も一緒にすることが多かったが、3月にまたぐと35日で満中陰を行う慣習があり、あまりに早すぎるのと、時間が延びると食事をする店に迷惑をかける等の理由で、最近は百箇日法要や1周忌に近親者だけで行う人も多い。基本的にはご遺族の気持ちの整理がついた時でよいと思います。

Q.墓じまいをしたいが費用はいくらかかりますか?
A.お墓を撤去する場合に、費用に関係してくるのは、お墓の大きさ、墓所の工事のし易さ、撤去後の整地(巻き石まで撤去し更地にするか、巻き石は残すか、コンクリート・防草土を敷く 等)、お骨の回収方法(土葬の場合、骨拾いをするか)、撤去した墓石の取扱い(永代供養か処分)など。よって、現地を見てからのお見積りとなります。ちなみに弊社では、1基あたり20万~30万円というのが多いですね。

Q.墓じまいをした墓地を売りたい。
A.市営墓地は永代使用権です。つまり、管理者に無償返還することになります。勝手に自分で権利を売ったとしても、撤去や建立のときに市に許可申請をするので、その時に不正がバレます。管理者のいる村墓地なども、基本的には管理者に返還することが原則です。
なお、登記のある所有権の土地は売買の対象となりえます。
弊社では、蓋がずれやすい骨壺の場合、しっかり蓋が被さられる形状のものに入れ替えて送付することが多いです。もちろん、骨壷代や郵送料は別途いただいております。都会のほうでは消毒をするように言われますが、田舎ではそこまでは要求されないことが多いです。ただ、水にぬれている場合は、日光やドライヤーでよく乾かず必要があります。
お骨は郵送が可能ですが、ゆうパックもいつ禁止になるか分かりません。
本当は自分の親やご先祖様なので、できれば直接受け取りにきてほしいですね。

Q.お寺と疎遠になっており、葬式も住職を呼ばなかった。納骨にあたって、魂入れをしてくれるお坊さんを紹介してほしい。
A.真言宗、浄土真宗においては、細かい流派を問わなければ、当方でご紹介ができます。

Q.墓じまいした遺骨を散骨したい
A.散骨にあたっては、そのままの遺骨ではできません。細かいパウダー状にし、そのうえで散骨可能な場所に申し込む必要があります。最近ではパウダー状にした遺骨をペンダントなどに入れて常に身につける手元供養なども流行です。

Q.納骨堂に納めるときの注意点は?
A.最近のニュースで、ビル型納骨堂を運営していた宗教法人が破綻し、そこを入手した不動産業者からお骨の強制引き取りを言われている、といったものがありました。宗教法人が納骨堂を運営する場合、たいていは民間業者が絡んでいます。企業の寿命は永遠ではなく、新設会社は10年で7割が廃業すると言われています。また、お寺自体も檀家さんの減少で、経営が厳しくなっており、そのような場所にお骨を預けるのはリスクがあると思います。その点、お墓は骨壺から取り出せば、土に還っていくので、半永久的にお骨を納めることが可能です。

Q.ペットと一緒にお墓に入りたい
A.市営墓地や寺院墓地などでは禁止されています。地方の村墓地などではペットも埋めているらしきところがあるのですが、自治会や他の方にクレームを付けられる可能性もあるので、ペットはペット霊園かペット納骨堂に納めるほうが良いと思います。

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