すぐキレる人への対処法 わたしの場合

普通に談笑していても、突然顔色が変わり、怒り出す人がいます。いわゆるキレやすい人で、感情のコントロールができず、エスカレートした場合は他人を暴力や言動で傷つけます。

単に怒りやすいだけならまだマシで、中にはサイコパスという、自分以外の人に対して「愛情」や「思いやり」といった感情が欠けている精神病に分類される人がおり、この病気の人は、常識や法律を考慮せず、他人を痛めつけるときはとことんやってしまいます。重大犯罪者の中には、この気質の人間が多いようです。

重度のサイコパスを相手に人間関係を築くことはほぼ不可能であり、自分の安全のためには近寄らないことが一番なので、ここではサイコパスではが、一般的にキレやすい人について述べてみたいと思います。

すぐキレる人の特徴

私の知る限り、以下のような特徴が目立ちます。

  • 感情の変化が突然で激しい。数分前までニコニコしていた人が、自分の気に入らない言葉や態度を感じると瞬間的に表情が変わり、原因となった言動や態度を示した人を激しく攻め立てる。しかし、一通り爆発するとケロっと何もなかったかのように普段に戻る。

  • 機嫌の悪い状態が長く続く人もいる。朝に嫌なことがあると、午前中いっぱい不機嫌オーラを振り撒き、なにげなく声をかけると誰彼かまわず当たり散らす。逆に機嫌が治ればニコニコと普通の人間に戻る。

  • とにかく自分が世界の中心。感情は自分がコントロールするものでなく、他人が自分を攻撃した結果ととらえる。「お前のせいで気分が悪くなった!」と人のせいにするのが常套句。

  • 一般的に低学歴が多いイメージだが、高学歴で頭の回転が速い人も意外といる。

  • 人とぶつかることが多いので、組織に馴染めない。常に癇癪を起していたアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏(サイコパスという見方もある)も、かつては自分の会社を解雇されている。

  • 脳科学的な研究では、脳の前頭前野が未発達であったり、不活性であることが原因と言われているが、子供時代に我慢や抑制をせずに育つと、この部分が発達しないらしい。

  • 脳の神経伝達物質であるセロトニンが不足することも原因と考えられている。これはストレスなどの要因で神経が弱るらしい。低血糖なども原因の一つと考えられており、食生活や生活の乱れも重要な要因なのであろう。

キレる人に屈服したときの被害

私の信条であるが、キレる人には屈服してはいけないと思っている。それは、こちらが暴力を振るわれたり、感情を害される以上に被害を大きくするからである。

  • キレる人物が感情を開放し放題だった場合、家族をはじめ周りの人間全員が常に彼の顔色を伺うようになる。これは精神衛生上とても悪いことで、周りの人がうつ病を発症する可能性が高い。しかし、当の本人は、自分が原因となっている意識がないため、罪悪感に悩むこともなければ反省することもない。

  • 当人物はもともと感情が高ぶりやすいので、誰かがストッパーにならねばエスカレートするばかりであり、それが殺人などの重大犯罪につながることがある。

  • よほど優秀な場合は除き、組織からはみ出す人が多いため、反社会組織に勧誘されたりして反社構成員を増やしてしまう。

  • 仕事などに優秀であった場合でも、周りで誰も注意をすることができず、結果、犯罪行為やお客に迷惑をかけ、長い目で見れば組織の衰退につながる。

キレる人への対処法

キレる人は暴力的であったり、言葉が汚いことで、まともに付き合っていたら周りの人の身体や精神がもたない。私も長い人生の中で、自分だけでなく他人の被害相談に乗っているうちに、独自の対処法を生み出した。

  1. まず他人にキレている場合は、キレている人にこちらからは絶対に声をかけない。被害者には申し訳ないが、こちらがとばっちりを受けるからである。

  2. 怒りが自分に向けられている場合、相手の目は見ず、ひたすら別のことを考える(好きなテレビ番組のことなど)。「聞いてるのか!」と怒鳴られると思うが、相手はとにかく怒りをぶつけたいだけなので返答は「あ、はい。」で十分。嵐が過ぎるのを待てば自然に治まる。

  3. もし、暴力を振るわれたら大げさに応じ(殴られたら大げさに倒れる)、見ている周りの人を目撃者として味方につける。あとで人事部や警察に通報できるので、この暴力沙汰の事実は今後の切り札として温存しておく。

  4. あまり自分が標的になるようであれば、5回に1回くらい、わざとこちらがキレてみせる。ただ、本当に感情的になってはいけない。ポーズとして一瞬激怒し、机などを激しく叩きながら「ええかげんにせーよ」と低い声で伝える。そして、すばやくその場を離れること。相手がサイコパスでなければ、必ず効果がある。

  5. 会社などでは、明らかにこちらに非があるなら、さっさと誤った方が無難。しかし、相手の機嫌が悪く、必要以上に怒りをぶつけられた場合は、スマホや日記にその事実を記入することで、一旦は心から消し去ること。
    ここで注意することは、絶対にSNSなどに投稿してはいけないことだ。怒りの投稿は、逆にこちらがキレやすい人と認識され、人間関係がスムーズにいかなくなる可能性が高いからである。

まとめ

ただでさえストレスが多い社会で、少し無神経なキレやすい人に人生を振り回されるのは、とてももったいないことです。この種の人間は、高ぶる感情を抑えることができず、いつも想定以上に怒りをぶつけてきます。本来、あなたがそれを受け止める義務は全く無いので、合気道のようにうまく受け流すことで、上手に自分だけの人生を歩んでほしいと思います。

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