
前回、若い人は不動産投資をしましょう、と散々おすすめしたわけですが、不動産投資には大きなお金が必要なので、当然リスクも存在します。
そして、借金などをしていた場合、失敗すれば一気に破産まで行くケースも多々あります。
不動産投資のリスクとは、どのようなもので、どうすれば避けられるかをお話したいと思います。
あらかじめ対策できるリスクと回避困難なリスク
リスクには対策を事前にできるものと、残念ながら難しいものとがあります。
家賃滞納とか反社会的人間の入居などは、事前に家賃保証会社に依頼すればほぼ解決します。
空室リスクなどについても優秀な仲介会社を見つければ、どんどん客付けをしてくれます。
また、家賃の値下げや空室で借入金返済が滞ったとしても、別銀行での借り換えや売却するなどの手段を取ることができるので、これもまた対策可能なリスクと言えるでしょう。
では回避困難なリスクは何でしょう?
それは自然災害と人間による迷惑行為です。地震や火事、風水害などは自然災害で、人間による迷惑行為とは、傷害殺人・自殺・放火などによって事故物件にされてしまうことです。迷惑行為ではないですが、孤独死も事故物件になってしまいます。
そして、私が一番リスクを感じるのが戦争です。
回避困難なリスクを対策する
地震や火事、風水害などは、耐震工事を施しておくとか耐火構造のものを選んで買うとか、損害保険に入っておくなどで、事故そのものは避けられませんが、被害を最小限に抑えることは可能です
人間の迷惑行為にしても、セキュリティ会社と防犯契約をするとか、監視カメラを設置する、高齢者で動かなくなれば通知するサービスに入ってもらうなど、全く対策できないわけではありません。
しかし、戦争だけはどうしようもないのです。爆弾で爆破されたら物件は無くなるうえ、人もケガをしたり亡くなったりします。当然そのような損害に損害保険が対応してくれるはずもなく、泣き寝入りは必至でしょう。さらに戦後、経済が混乱すればもう投資どころではなくなりますし、何といっても戦時中は自分の命も危ないのです。
オーナー自身がリスクの場合も
オーナーの不勉強や慢心・怠慢によって自らリスクを招く場合もありま
不動産業者や悪徳業者に騙されるというのは、自分で勉強をしたり、情報を集めたり、詳しい他の人に意見を聴くなどすれば回避できるものです。
そしてタチが悪いのが、オーナーの慢心や怠慢、プライドが招く落とし穴ですね。
大きなお金を動かすようになると、まともな金銭感覚が無くなります。大〇製紙のボンボンや富〇天満宮の殺人宮司などがその典型ですが、投資用不動産のみならず、お金を湯水のように浪費し始めればいつかは破綻し、会社や家庭も崩壊します。このような愚か者のほとんどは、苦労もせずに親の多額の財産を相続した人などによく見られます。
勉強して情報を集めれば不動産投資は怖くない
今の時代、リスクは不動産のみならず、すべての経済活動に存在すると思われます。
会社にしがみつくのもリスクがありますし、独立して事業をやるのもリスクありです。
株や債券、仮想通貨を買うのもリスクですし、円貯金も外国通貨と対比すればリスクがあります。
要は自分はどこまでリスクを許容できるかということなので、考えられるマイナス事項を列記してプラス事項と比較して決めることだと思います。
前述したように、株式投資やFXと違い、不動産投資のリスクについては事前対策を取れるものも結構ありますので、しっかり勉強して情報を集め、利益とリスクを比較して検討すればきっと成功すると思います。
もう少し詳しく話が聞きたい方は、公認不動産コンサルティングマスターの私までご連絡くださいね。
スポンサードリンク
コメント