初心者でも歌が上手に歌える方法

僕は、小学校時代から合唱を趣味としていて、一部ブランクがあるものの、もうかれこれ30年以上も混声合唱団や男声合唱団で歌い、指揮もしてきました。
プロの声楽家には全然かないませんが、一般の方々よりは歌について知識があると思うので、初心者の方でも合唱やカラオケで上手に歌える方法を伝授したいと思います。

歌がうまくなる項目別対策

歌というのは、単に声が良いだけではダメです。リズム感だったり、感情の表現の仕方によって、例え人並み以下の声質であっても人を感動させる歌が歌えるようになるのです。
以下、4項目に分類して説明していきます。
①発声編 ②音程編 ③リズム編 ④歌いまわし編

①発声編

発声の基本は腹式呼吸です。お腹から声を出すと深く伸びやかな声が出て、息継ぎをせずに長いフレーズ(音楽的なまとまりの部分)が歌えます。実際には横隔膜を下げることによって胸(肺)に空気が入るのですが、あくまでイメージとしてはお腹に息を吸ってため込む感じです。
しゃっくりを止めるときに、息を大きく吸って止めますよね。あの感じです

歌にはサビという盛り上がりの部分があって、そこを伸び伸びと張りのある高音を出せる人は、感動的な演奏ができます。そのような響きのある高音を出すためには、腹筋・背筋などによる筋肉の支えが重要で、クラシックの声楽の場合は喉頭(のどぼとけ)を下げた位置で維持できる首周りの筋肉も必要となってきます。

高音を出すのは、訓練なしで自然にできる人もいますが、一般の人は体幹トレーニングでインナーマッスルを鍛えましょう。高齢になれば筋肉が衰えて、高い声が出にくくなるため、日ごろからの筋トレが大切です。

男声が柔らかな声で高音を歌うにはファルセット(裏声)を使いますが、地声とファルセットの変わり目を分からなくする技術があるとより効果的。平井堅さんや森山直太朗さんが上手ですね。

低い音を地声で「アー」と出して、サイレンみたいに徐々に音程を上げていき、裏声に変わる瞬間に喉周りの筋肉で調整しながらスムーズに裏声に移行する練習をしましょう。逆に高い音の裏声から徐々に下げてきて、地声に変わる瞬間にスムーズに移行できるようにもなりましょう。

はじめは、裏声に変わる瞬間にペコッと声が裏返りますが、訓練すると地声でどこまでも上がっていくように(他人には)聞こえるようになりますよ。

また、声に明るく遠くまで届くような響きを付けるためには、鼻腔(鼻の上部奥にある骨の空洞)共鳴を習得することです。
これは周りの筋肉の発達も促さねばならないので、昭和のエレベーターガールや女優のYOUさん、芹那さんみたいな鼻声でしゃべる練習をすると鼻腔共鳴が開発されてきます。

とにかくも発声は、上手に歌う基本であり、不思議なことに、先天的に音痴な人も、発声技術が向上すると自然と音感も良くなってくるのです。発声練習は、一人でもできますので、思いついたらハミングで鼻腔共鳴を訓練したり、裏声を出したりしてみてください。
賃貸アパートなどで、声を出すことに抵抗がある方は、自家用車の中で練習するといいですよ。

②音程編

腹式呼吸や鼻腔共鳴などが未熟なままで、喉だけに頼った発声だと、長く歌うと筋肉が疲れて、音程がフラット(下がり)気味になります。正確な音程を保つためには、やはり発声の基礎は欠かせません。

でも稀に、他から聞こえる音と自分の出す声の音程の違いが分からない本当の音痴な人もいます。
このような方のために音程を目で確かめられるチューナーがあります。こういったメカを利用して、ピアノやギターの単音程を自分の声で再現する訓練が有効です。

芸能界には浜崎あゆみさんのように、手を使って音程の高低イメージを掴んでいる人もいますね。

③リズム編

日本の高齢層は民謡や演歌に親しんでおり、欧米曲の早いテンポに慣れていないので、この世代のリズム音痴は音程音痴より治りにくいかもしれません。特に裏拍が致命的にニガテな人が多く、裏拍で手を叩かせても、いつの間にか表拍に変わり、結局宴会曲っぽくなったりします。また、膝が固いので、ダンスも踊れません。

一方若い人は、アップテンポの曲に幼少のころから親しみ、カラオケや太鼓の達人などのゲームでもリズム感を養う機会に恵まれています。またダンスなども授業で教わり、身体でリズム感覚を掴む訓練ができています。

高齢の方は身体で感覚を掴めるよう、ダンスや太鼓、ドラムなどを曲に合わせて叩いて練習しましょう。民謡や演歌より、若い人のニューミュージックをお孫さんと一緒に聞くと、裏拍が理解しやすいですよ。

カラオケで伴奏のためタンバリンを叩く人がいますが、率先してその役割をやるとリズム感が養われます。*ただし、歌い手が神経質な場合は、怒られる場合あり(;^ω^)

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④歌いまわし編

さて、いよいよ最後の歌いまわし編です。
曲を通して同じボリュームや強さで歌うと軍歌のようになって、全くおもしろくありません。
歌詞は言語ですから、できるだけその言葉を生かし、人々の心に届くものでなければいけません。

まずは、日本語の助詞(は、が、を、に 等)、英語の冠詞(the、a など)は小さくやや暗めに発音するとそれらしく聞こえます。*一般的な話ですので、曲によります。

あと、日本語の場合、母音をしまりのない発音にすると知性のない声になります。つまり「私を」という歌詞の場合、しゃべり言葉のように”a”と”o”の間のような曖昧母音だと、歌にしたときに幼稚園児のような歌い方になるのです。ミュージカル俳優のセリフや歌のように母音ははっきりと発音したほうが上手に聞こえます。

開口母音(あ、お)の時は声が大きくなり、閉口母音(い、う、え)の時は小さくなるのは言葉がはっきり伝わりません。また、音程が高くなると声が大きくなり、低くなると小さくなるのも素人っぽくなります。しかしこれらは発声技術で矯正できます。

曲の中にはいくつかのフレーズ(まとまり)がありますが、それぞれその中で一番強調する”頂点”を自分で決め、そこに気持ちの重心をもっていきましょう。重心がきたら少し体重を前にかけ気味で歌い、その他は力を抜くという感じです。曲中にメリハリをつけるということです。

言葉によって声の濃度を変えましょう。例えば「悲しい」や「死」などという言葉の場合は、濃度をやや落として、やや息交じりでしゃべるように歌うと感情が伝わります。

最後になりましたが、カラオケの場合はマイクテクニックも大事です。これは、メーカーによって性能が違いますので、自分で近づけたり離したり、縦にしたり平行にしたりと、いろいろ試してみましょう。

歌うときの発声の基礎 ~カラオケ、合唱がうまくなる~ まるごとえいじのコーナーVol.69 FM-SUN Weekdayみっくす
2019年6月のFMラジオ「まるごとえいじのコーナー」の録画もご参考ください。

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